博報堂DYホールディングス、AIを活用したディスプレイ広告作成業務の効率化ツールを社内活用開始
2025.5.8
博報堂DYホールディングスと博報堂テクノロジーズは、ディスプレイ広告制作におけるクリエイティブ制作を支援するプラットフォーム「CREATIVE BLOOM DISPLAY Ads」を開発し、社内での利用を開始しました。AIを活用することで各工程の効率を向上させ、出稿前に広告効果を予測し、より効果的な広告へとブラッシュアップを行います。また、クラウドサービスを活用した制作物の一元管理により、効率的な制作フローを実現します。
「CREATIVE BLOOM DISPLAY Ads」は、博報堂DYグループがこれまで開発してきたAIによるバナー広告効果予測や制作工程一元管理システムなどの機能を統合し、統合マーケティングプラットフォームCREATIVITY ENGINE BLOOMを構成するプロダクトの一部として、より使いやすくアップデートされたものです。
本プラットフォームには、以下のAIアシスト機能が搭載されています。
- 構成案生成AI: 企業のコミュニケーション課題に合わせてコピーや画像を組み合わせ、短時間で複数のバナー広告のレイアウト案を生成。
- 素材検索AI: 自然言語の文章で、バナー広告に適した画像素材やベンチマークとなる画像を検索。
- 静止画分析AI: 広告クリエイティブをAIで評価し、配信前に広告効果を予測。
- 要素解釈AI: バナー広告に含まれる要素をAIが分解・分析し、第三者が広告を見た際の印象を視覚化。
さらに、コミュニケーション・レビュー機能やプラグイン機能、制作物管理機能などの効率的な工程管理機能も搭載されており、案件発生から制作物の保存まで、制作フロー全体をシームレスに管理することができます。
博報堂DYグループは今後、「CREATIVE BLOOM DIAPLAY Ads」を、生成AIを活用して訴求軸やペルソナを設定し、広告コピーを多数生成するモジュール「CREATIVE BLOOM PLANNING」と連携させることで、戦略立案から広告クリエイティブの制作・納品までを一気通貫で行い、高品質な広告クリエイティブの迅速な生成、広告効果の最大化を目指します。