電通グループ、海外子会社からの情報流出の可能性を発表 従業員・顧客情報への影響調査
2025.10.29

電通グループの海外事業の顧客体験マネジメント領域をけん引するMerkle(マークル社)のネットワークにおいてサイバーセキュリティ事案が発生したとし、現在および過去の従業員、ならびに一部のクライアントおよびサプライヤーの情報が侵害された可能性があると警告しました。
同ネットワークから「名前およびその他の情報」を含むファイルが盗まれとのことです。盗まれた情報には、銀行および給与の詳細、給与、国民保険番号、個人連絡先が含まれると予想されています。電通は法執行機関に通知し、サイバーセキュリティ会社と協力して調査を開始しており、影響を受けた従業員には、信用およびダークウェブ監視サービスへの1年間のサブスクリプションを提供しています。
また、侵害を受けた一部のシステムをオフラインにするなどの対応措置を講じたと述べています。
本件による日本のネットワークシステムへの影響はないとのことです。今回の事案での財務的影響は想定されるものの、規模や発生のタイミングについては今後精査するとのことです。








