Safari、ITP強化でサードパーティクッキーの使用を完全に不可能へ 〜回避策撲滅へ〜
2020.3.25
Safariは、すでにITPによってサードパーティクッキーの使用が不可能という印象がある方も多いともいますが、いくつかの迂回策が用意されており、多くのベンダーはその迂回策を活用して「ITP対策版のサードパーティクッキー利用サービス」としてビジネスを続けていました。しかし、今回のアップデートでいよいよその迂回策もすべて撲滅していくことになりそうです。
Appleは、Safari 13.1以降クロスサイトトラッキングのすべてのサードパーティクッキーがデフォルトでブロックされると発表しました。そして、これまでもブロックとは言っていたもののいくつかの迂回策があることを認めた上で、今回は完全にそれらも撲滅させ、完全に不可能な状態にすると発表しました。
Googleも、2022年を目処にChromeでサードパーティクッキーの使用を完全に不可能にすることはすでに発表されており、今後すべてのブラウザの標準としてサードパーティクッキーは使用不可能になりそうです。
https://webkit.org/blog/10218/full-third-party-cookie-blocking-and-more/