ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

電通グループ、24年度上期決算は大幅減益 通年予想も下方修正

電通グループ dentsu

電通グループの2024年12月期上期の連結業績は、収益が前年同期比12.9%増の6809億3700万円、営業利益が同19.9%増の257億3000万円、経常利益が同13.5%減の206億7000万円、純利益が同63.7%減の55億6400万円でした。

決算詳細

 売上総利益のオーガニック成長率は△1.8%でしたが、為替レートが全般的に円安となっていること及びM&Aにより、売上総利益は前年同期比9.3%増、調整後営業利益は3.8%増となりましたた。為替レートが全般的に円安となっていること、M&A及び前年同期の一時的財務影響の反動増により、EMEAの売上総利益は、1252億8400万円(前年同期比18.5%増)、調整後営業利益は89億5000万円(56.3%増)、オペレーティング・マージンは7.1%(前年同期は5.4%)となりましたた。

 営業利益は19.9%増、金融収益の反動減などにより親会社の所有者に帰属する調整後中間利益は4.9%減、親会社の所有者に帰属する中間利益は63.7%減となりました。

 日本においては、インターネット広告の成長がけん引し広告事業が回復基調に戻り、売上総利益のオーガニック成長率は2.1%、売上総利益は2247億4600万円(前年同期比2.1%増)、人員増による人件費の増加などにより調整後営業利益は491億500万円(1.2%増)となったが、オペレーティング・マージンは21.8%(前年同期は22.0%)となりました。

 Americas(米州)において、Americasにおける売上総利益のオーガニック成長率は△5.1%となりましたた。主要マーケット別にみると、カナダなどは堅調だが、米国は厳しい状況となっています。為替レートが全般的に円安となっていること及びM&Aにより、Americasの売上総利益は、1670億9300万円(前年同期比11.0%増)、調整後営業利益は338億1300万円(18.5%増)、オペレーティング・マージンは20.2%(前年同期は19.0%)となりました。

業績予想の修正

上期決算と合わせて通期決算予想の下方修正も発表しました。営業利益と純利益が下方修正となりました。営業利益は前回予想比▲20.9%の1071億円に、純利益は同▲40.5%の367億円に予想となりました。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加