Google、Cookie代替予定だった「Privacy Sandbox」を終了
2025.10.20

Googleは、サードパーティーCookie代替機能として、ユーザーのプライバシーを保護しつつ、最適な広告を表示するためのイニシアチブ「Privacy Sandbox」(日本では「プライバシーサンドボックス」)のほぼ全ての関連技術を廃止すると発表しました。実質的なプロジェクトの終了を意味します。
プライバシーサンドボックスは、オンライン広告におけるプライバシー強化のアプローチとして2019年に提案され、本格導入に向けた準備が進められてきました。ユーザーに関する情報へのアクセスを限定し、過度なトラッキングを制限、ユーザーのプライバシーを保護することを目指していました。
しかし、サードパーティーCookie廃止の影響が最も大きい広告業界からの反発を受けて、何度も調整を続けることになり、導入を数度にわたり延期していました。そして今年4月にはサードパーティCookieに関する新たな仕組みの導入を見送ると発表していました。












