日本における広告技術に関する特許総合力トップ3はヤフー・Google・NHN ーパテント・リザルト調査ー
株式会社パテント・リザルトは2016年2月9日、2015年12月末までに日本の特許庁に出願された「広告課金技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。
広告課金技術には、広告の表示回数や、インターネット上でユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告主に課金したりする技術などがあります。本ランキングでは、広告課金技術全般について調査することを目的とし、関連特許4,274件について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
その結果、特許総合力ランキング(注1)は、1位 ヤフー、2位 Google、3位 NHNとなりました。
1位 ヤフーの注目度の高い特許には、「コンテンツ提供者が広告収益をとるか、コンテンツの統一感を重視するか選択できるようにする技術」や「クリック課金広告において、クリック状況や流行などの条件に合わせてより適切な広告配信を行う技術」などが挙げられます。
2位 GOOGLEの注目度の高い特許には、「商品販売等の成約にいたった過去のトラフィックパターンに基づき、広告の価格を決定する技術」や「動画配信などにおける広告においてターゲットを特定して広告効果を高める技術」などがあります。
3位 NHNは、「広告のスポンサーに適正な報酬を支払うよう動機付ける技術」や「システム構成を簡素化し、かつ単一キーワードの購買によって多様な画面領域への検索情報の露出を可能にする検索結果リスト生成方法」に関する技術などが注目度の高い技術として挙げられます。
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