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電通、「2012年の広告費」の中に運用型広告としてDSP,SSPを紹介

2013.2.21

毎年恒例となっている電通発表の「2012年の広告費」のインターネット分野の小分類が、RTBの躍進によって変更された模様です。
以下のように紹介がされております。

■インターネット広告媒体費における小分類の変更について
スマートフォンやタブレット端末の普及等によるデバイスの多様化や広告関連技術の進展による業界構造の変化に伴
い、従来の発表で採用していたモバイル広告、検索連動広告という小分類が業界実態に適さない面が出てきた。このた
め、検索連動広告を含む広告配信の新手法を包含する「運用型広告」を新たな小分類として設定した。また、デバイスの
急速な多様化に伴い、デバイスを基点とした小分類は今後の発表では用いないこととする。
運用型広告とは、膨大なデータを処理するアドテクノロジーを活用したプラットフォームにより、広告の最適化を自
動的にもしくは即時的に支援するような広告手法のこと。検索連動広告、新しく登場してきたアドエクスチェンジ/
SSP※1/DSP※2などが典型例。また一部のアドネットワークもこれに含まれる。なお、枠売り広告のほか、タイアップ広告
やアフィリエイト広告などは、運用型広告には含まれない。

※1 SSP:Supply Side Platform の略。オンライン広告で、媒体社側からみた広告効率の最大化を支援するシステム。
※2 DSP:Demand Side Platform の略。オンライン広告で、広告主側からみた広告効果の最大化を支援するシステム。

また、運用型広告の評価は以下のように記載されておりました。

インターネット広告媒体費のうちの運用型広告費は、3,391 億円、前年比 118.9%。

・ 運用型広告費に含まれる検索連動広告は、スマートフォンの普及拡大の恩恵を大きく受けていることもあり、引き続き拡大基調にある。また、その他の運用型広告についても、急速な技術の進展に伴って登場した RTB(リアルタイム入札)のようなターゲティング効果の高い手法は市場の注目を集め、高い成長を続けている。業種としては、金融や e コマースなどを軸に、ブランディングを目的とした幅広い業種の広告主に運用型広告の活用が拡大しつつある。

いよいよRTBが、日本の広告費全体に与えるインパクトも大きくなってきたということでしょうか。


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