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マーケティング従事者約600名が選ぶ新人に勧めたいマーケティング・セールススキル1位は?【SATORI調査】

2022.4.4
satori
SATORIは、マーケティングやセールス部門に従事する企業の関係者619人を対象に「マーケティング実態調査」を実施しました。本リリースは、この春から新卒・新入社員になる方にマーケティングをより深く知っていただく目的で作成しました。当社は「あなたのマーケティング活動を一歩先へ」をミッションに、マーケティングの魅力を世の中に伝えるため、日本企業をはじめ国内のマーケティングの実態に関する調査を定期的に行っています。
【調査結果サマリー】 

  1. 新卒・新入社員に勧めたいマーケティング・セールススキルは、1位:データ分析力(28.9%)2位:コミュニケーション力(28.3%)3位:思考・判断・実行力(27.5%)
  2. 企業のマーケティング従事者がお手本にしているマーケターは、ピーター・ドラッカー氏(28.6%)とフィリップ・コトラー氏(19.7%)。日本人では森岡毅氏(13.2%)、奥谷幸司氏(11.6%)、が上位に。
  3. 現在注力するマーケティング施策は、toB企業では「自社セミナーや展示会」(32.7%)など新規顧客獲得のための施策が上位に。toC企業では生活者と直接コミュニケーションがとれるSNS施策が上位に。

1. 新卒新入社員に勧めたいマーケティング・セールススキル「1位 データ分析力」

マーケティング・セールス業務において、新卒・新入社員にお勧めする(身に着けてよかった・身に着けるべきだと思う)スキルを複数回答で聞いたところ、1位「データ分析力」(28.9%)、2位「コミュニケーション力」(28.3%)、3位「思考・判断・実行力」(27.5%)、4位「課題解決能力」(25.0%)、5位「企画力」(24.6%)となりました。2022年は「スタートアップ創出元年」(※1)と位置付けられ、イノベーションを創出するスタートアップを、日本の経済成長のために国が支援すると発表され、日本の産業界においても新しい挑戦が始まろうとしています。そんな中、多くの企業が成長する上で欠かせないポジションである、マーケティング・セールス部門の方が身に着けるべきと回答したスキル1位は「データ分析力」でした。デジタル時代に、仮説を立てIT技術で集めたデータから何を読み取り、ビジネスにどのように活用していくのかを考えることこそビジネスマンにとって必須のスキルであり、企業の成長の鍵にもなります。そのため「データ分析力」を身に着けることがマーケターとしてのキャリア形成の第一歩と言えます。

※1 令和4年1月4日 岸田内閣総理大臣年頭記者会見より
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0104nentou.html

2. お手本とするマーケターは「1位 ピーター・ドラッカー氏」と「2位 フィリップ・コトラー氏」

お手本としているマーケターを複数回答で聞いたところ、最も多く選ばれたのはオーストリア出身の現代経営学やマネジメントの発明者であり「マネジメントの父」と呼ばれる「ピーター・ドラッカー氏」(28.6%)でした。ドラッカー氏は著書『マネジメント』にて、「マーケティングとは、セールスを必要最低限にすることである。マーケティングの目的は、顧客を知り理解し、製品やサービスを顧客に合わせ、自ら売れるようにすることである。(※2)」と述べており、その思想は多くの経営者やマーケターに影響を与えています。2位は、「現代マーケティングの父」と呼ばれる「フィリップ・コトラー氏」(19.7%)で、世界的なマーケティングの権威が上位に並びました。日本人では、「森岡毅氏」(13.2%)、「奥谷孝司氏」(11.6%)などの名前が上位に挙がりました。

※2 著書『マネジメント』原文
The aim of marketing is to make selling superfluous.The aim of marketing is to know and understand the customer so well that the product or service fits him and sells itself.
-Peter Ferdinand Drucker

3. toB企業では新規顧客獲得のための施策、toC企業ではSNS施策に注力

注力するマーケティング施策について上位3つまで聞いたところ、「自社セミナーや展示会(リアル・ウェビナー)」(27.8%)、「販促プロモーション」(27.1%)、「キャンペーンの企画・実施」(25.0%)が上位に挙がりました。toBとtoCの業態で回答を分けたところ、toBでは「自社セミナーや展示会(リアル・ウェビナー)」(32.7%)、「販促プロモーション」(25.8%)、「キャンペーンの企画・実施」(23.4%)と上位の顔ぶれは変わらなかったものの自社セミナーや展示会の割合が高い結果となりました。新型コロナウイルス感染症の流行により、セミナーや展示会についても手法やアプローチの仕方に工夫が必要となりましたが、そのような状況下でも新規顧客の獲得のための施策に注力する姿が想像できます。一方、toCの業態では、「SNS投稿」(30.8%)、「販促プロモーション」(29.2%)、「SNS運用・広告」(27.7%)が上位となり、生活者とダイレクトにコミュニケーションが取れるSNS施策へ注力していることがうかがえます。

​■SATORI株式会社 事業本部 本部長 兼 CMO 高橋美絵 コメント

日本でもデジタルマーケティングの浸透や企業のDXが進む中で、マーケティング・セールス領域で求められるスキルは高度化しています。そんな状況下、日本のマーケティング・セールスを将来にわたり担われる若い方々には、こうした調査結果も参考に高いスキルを身に着けていただき、ご自身なりのキャリアを築いていただきたい。そして日本のマーケティングを「一歩先へ」進める推進力になっていただけることを願います。
当社では、MAツール「SATORI」の提供を通じてマーケティングの価値を広く伝える、というミッション実現のため、「24ヶ月後のキャリア」という考えを掲げ、社員のキャリア形成を全力で支援しています。今後もそうした事業上の取り組みのほか、こうした情報提供を通じて日本のマーケティング・セールス全体の底上げに微力ながら貢献できればと考えています。

【調査概要】
調査名:新卒・新入社員に読んでほしいマーケティング実態調査
調査期間:2022年1月24日(月)~1月28日(金)
方法:インターネット調査(実施:株式会社マクロミル)
調査地域:関東1都6県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、茨城県、群馬県、栃木県)、関西2府4県(京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、滋賀県、奈良県)、静岡県
調査対象:20~59歳の男女のうち、調査地域在住者で、営業/企画マーケティング/経営企画・事業企画・
営業企画・商品開発/広報・宣伝 関連職従事者/システム・ツール選定関与者
サンプル数:合計619サンプル

【調査背景】
経営環境の変化が激しいVUCA(※3)時代において、企業の営業活動も新たな打ち手が必要となっています。顧客の購買行動がこれまでとは違って「顧客主導型」に変化してきており、SNSやメディア、企業コンテンツにおける情報提供が加速し、商談に至る前には顧客が既に情報収集を完了しています。
従来のように営業部門が単独で行動していては、多くの見込み顧客をとらえることができず、新規商談の機会を大幅に狭めている可能性があります。こうした背景から、今受注数を増やすためには、顧客にとって価値のある情報を適切なタイミングで発信することのできるマーケティング部門の取り組みが不可欠になってきています(実際に「SATORI」にお問合せをいただくお客様からも「マーケティングに力を入れるべきだと思う」というお声やご相談が増えてきています)。マーケティングが日本企業において、どのくらい注目されているのか、実態を把握すべく本調査の実施に至りました。

※3 VUCA(ブ―カ)・・Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取ったビジネス用語で、テクノロジーの進歩は急速であり予測は困難、世界の市場は不確実性や不透明性を増した状況となっており、不安定なビジネスの状況を表す。



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