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Fringe81、Momentumとデジタル広告出稿監査の領域で協業

2016.11.21

Fringe81株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:田中 弦、以下Fringe81)とMomentum 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高頭 博志、以下Momentum)の両社は2016年11月18日、デジタル広告の透明性向上のため、デジタル広告の出稿実績を第三者的に監査する「Transparency Management」の提供を開始いたしました。

■Transparency Managementの提供開始に至った背景
デジタル広告領域においてはプログラマティックバイイングが浸透し、様々な媒体に広告出稿が可能となりました。アドネットワーク、DSP、SSPのような関連サービスへ企業も盛んに参入しており、大手ポータルサイトでも追随するように広告運用システムを利用した広告出稿が増加しています。

多くの広告枠も出稿がしやすくなった半面、配信先への透明性が損なわれており、昨今、欧米から警鐘が鳴らされた「広告不正(Ad Fraud)」、「ブランドセーフティー」という課題が、日本国内でも表面化してきております。

そのため、Fringe81ではデジタル広告の透明性の向上に対して、改めて社会的なニーズが高まる機会であると判断するに至りました。

昨年、プログラマティック広告のプラットフォームを提供しているグローバル企業であるAppNexus社 (AppNexus Inc, www.appnexus.com)が広告不正対策を導入し、広告のトランザクションの65%を占めていた不正な広告を排除したとの発表もあり大きな話題を呼びました。(参照記事:http://digiday.jp/agencies/after-filtering-for-fraud-appnexus-transactions-fell-by-65-percent/)

しかし、日本国内においては成果を重視する傾向から、配信先のレポートやラストクリックを重視し、広告不正を行うソフトウェア並びにボットの存在や、ブランドを毀損する可能性の高いコンテンツが存在する媒体を警戒せず、広告配信を行っている企業が多い状況であると認識しております。

そこで、広告不正対策ツールを提供するMomentumと協議、テスト開発を重ね、日本国内における課題並びに今後市場がより成長していく事を見据えた課題解決に取り組むべく、本日より共同サービスの提供を開始するに至りました。

■課題
1. 第三者配信による配信レポートの検証不足
2. デジタル広告における広告不正(Ad Fraud)に対する知識の不足
3. 成果を重視し、配信先の把握やブランド毀損に対する安全確認の不足

■解決策
1. 第三者配信サービスの導入による、配信レポートのセカンドオピニオン
2. 広告不正対策とアトリビューション分析を組み合わせた効果検証
3. 成果と安全性の高いメディアプランニングと広告配信運用の実現

今回サービスを提供するにあたって、ブランドセーフティーだけでなく、広告成果の向上も同時に実現するため、広告不正対策ツールを提供するMomentumと、アトリビューション分析を元に広告配信運用の高いノウハウを持つFringe81が共同開発を行い、課題の解決と共に取り組んで参ります。

【 サービスパッケージの概要】
◆名称: Transparency Management

◆提供開始日: 2016年11月18日

◆サービスの特徴
1.ブランドが毀損されるコンテンツを含む媒体のリアルタイム監視/配信停止/ブラックリスト化
2.媒体レポートとは別の独立した第三者配信レポートの提供
3.安全性と成果目標を含めたメディアプランニングとコンサルティング

◆販売窓口
Fringe81株式会社

◆提供価格
➀計測検証プラン
配信するリーチ・計測検証に合わせて計測検証費用をお見積りします。
2.メディアプランニング・運用プラン
Fringe81とMomentumが持つメディアデータをもとに、リーチに合わせてFringe81が広告配信のメディアプランを設計し、制作・媒体・計測検証費用をお見積りします。

◆サービスの流れ
Fringe81とMomentum

今後、Fringe81とMomentumは健全なデジタル広告市場の成長に寄与すべく、継続的なプロダクト開発と、新たなパートナシップを進めると同時に、デジタル広告の透明性に関して啓蒙活動を行ってまいります。


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