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GMOアドマーケティングの「GMO SSP」、不正広告対策ツール「Black Heron」と連携

gmo ssp

GMOインターネットグループのGMOアドパートナーズ株式会社の連結会社で、アドテクノロジー事業、メディアセールス事業を展開するGMOアドマーケティング株式会社(代表取締役社長:渡部謙太郎 以下、GMOアドマーケティング)は、媒体社向け収益最大化プラットフォーム「GMO SSP」(URL:http://gmossp.jp/)において、Momentum株式会社(代表取締役社長:高頭博志 以下、Momentum)の不正広告(アドフラウド)対策ツール「Black Heron(ブラックヘロン)」(URL:http://www.m0mentum.co.jp/service/blackheron.html )との連携を、本日2017年8月2日(水)より開始いたしました。


 本日より順次、「GMO SSP」をご利用の媒体において「Black Heron」による広告枠のモニタリングを開始し、機械的なインプレッションやクリックによる効果のない広告表示を大量に発生させるといった不正広告を検知した際は、「GMO SSP」の管理画面を通じて媒体社に速やかに通知いたします。

 これにより、広告主の無駄なコスト負担を防ぐと同時に、広告枠の透明性・健全性を保ち、ひいては「GMO SSP」をご利用いただいている媒体全体の信頼性向上につなげてまいります。

「Black Heron」との連携の背景

 国内のインターネット広告市場が拡大を続ける昨今、特にディスプレイ広告において、不正広告(アドフラウド)の問題が顕在化しています。不正広告には、代表的なものとして以下の種類があり、その被害は市場の拡大に伴って多様化・増加していると言われています。

●ボット(bot)による不正なインプレッション
 コンピューターの自動プログラムである「ボット(bot)」を悪用することで、人間の行動を装ってWebメディアを閲覧し、広告に対して機械的にインプレッションやクリックを発生させること。

●ドメインのなりすましによる不正サイトへの広告掲載
 ドメインのなりすましにより、本来の広告配信先(媒体)ではない不正なWebサイトに広告が掲載されること。

●アドインジェクションによる不正な広告の表示
 悪意のある第三者により、Webサイト運営者の許可なく広告を挿入したり、別の広告と差し替えて表示したりすること。

 実際に、国内のディスプレイ広告におけるインプレッションの3~10%、クリックの8~15%程度が不正な行為によるものであるという調査結果もあります(Momentumの調査より)。こうした行為は、広告主の求める成果につながらず、無駄なコスト負担となっています。また媒体社側においては、広告収益の機会を失うだけでなく、広告主からの信頼を失い、入札の減少による広告枠の収益性の低下を招きかねません。そのため媒体社側でも、不正広告の掲載を防ぐ施策を行うことが重要です。

 そこでこの度GMOアドマーケティングは、媒体社向けの収益最大化プラットフォーム「GMO SSP」において、Momentumが提供する不正広告対策ツール「Black Heron」との連携を開始いたしました。

「GMO SSP」と「Black Heron」の連携で実現すること

 Momentumが提供する「Black Heron」は、オンライン(インターネット)広告における、不正な広告取引の監視・対策を行うプラグインです。約90種類の判断基準を組み合わせた独自のアルゴリズムによるスコアリング(フラウドスコア)を活用することで、悪意のあるボットやアドインジェクションといった無効果なインプレッションやクリックを検知し、不正広告の出稿を回避することができます。

 今回の「GMO SSP」と「Black Heron」の連携により、「GMO SSP」をご利用の媒体の広告枠が不正広告の被害に遭っていないかをモニタリングすることが可能となります。不正広告を検知した場合は、「GMO SSP」の管理画面内で速やかに通知するため、媒体社は該当広告の掲載停止といった対応を行うことができます。これにより、媒体ひいては「GMO SSP」の広告枠全体の透明性・健全性が高まり、結果的に広告主は信頼できる媒体へ適切な広告配信が可能となるという、良い循環が期待できます。


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