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【特集】地域・ローカルニュース再興の波

ローカルニュース 再興

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、『地域ニュース・ローカルニュース』に改めて注目が集まっています。

 新型コロナウイルスによって様々なカテゴリーで、使用されるサービスに変化がありましたが。メディアも例外ではありません。新型コロナウイルスによって遠出の機会が減る一方で、自分が住んでいる地域での感染状況、お店の営業情報、ワクチンの状況などを気になるユーザーが増加しました。また、リモートワークの普及で都市を離れ、地方部を拠点にする方が増えました。

 そのような背景で、新型コロナウイルス感染拡大以降、急激に『地域ニュース・ローカルニュース』の需要が高まっており、メディア・キュレーション・ポータルは対応する必要が出てきました。

 新型コロナウイルス流行前は、海外の最新情報が手に入るサイトやインバウンド情報のサイトは増えていた印象がありますが、流行によって人々の興味関心が変わったと言えます。

動き出す大手プレイヤー

『地域ニュース・ローカルニュース』へのニーズの高まりは、ポータルサイトやキュレーションサイトのデータからも如実に現れ始めており、大手プレイヤーは対応を始めています。

LINE

LINEは、同社が持つライブドアブログにおいて、地域に根差した情報を発信するローカルブログを支援するためのプログラム「ローカルブロガープログラム」の提供を開始しました。

ユーザベース

ユーザベース傘下のNewsPicksは、地域経済にフォーカスしたプロジェクト『Re:gion』という取り組みを開始しました。地域経済圏の情報格差・機会分断のギャップを越えて日本経済全体の活性化につなげるためのプロジェクトとし、LINEとは別のアプローチで地域情報の充実を図ろうとしています。

Google

また国内のプレイヤーだけではなく、Googleも世界的にローカルニュースの支援に乗り出しています。Googleとニュースサイトは支払いを巡って険悪な関係になっている国もありますので、ニュースサイト側の感情のケアという側面もあるかもしれません。

身近なネタが金脈に?

 これまで自分の身近なお店やちょっとした事件の話は友達や家族とLINEで共有をしたり、TwitterやFacebookで投稿をするレベルであったかもしれません。しかし、今後はそのような身近なネタこそが大きなバリューを持つので、そのようなネタを集めるだけで、大きな利益を生み出すメディアとなるかもしれません。


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