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  • 2020.2.12

【コラム】Coinhive事件をWEBマーケターが知っておくべき怖い理由

Coinhive WEBマーケター

エンジニア界隈では高い注目度を誇るCoinhive事件ですが、WEBマーケターの方で事件の内容や経緯を追っている方は多くはないかもしれません。

事件の細かい経緯はニュースサイト等にお任せするとして、なぜWEBマーケターもCoinhive事件を追うべきかという点に絞って述べたいと思います。

広告の代わりになるもしれなかったCoinhive

そもそもCoinhiveは細かい技術の説明を除いて簡単に説明すると、「WEBサイトに埋め込むことでマイニングを手伝ってくれるJavascriptタグ」というイメージです。WEBサイトの運営者は、WEBサイト閲覧者のPCのCPUのパワーを少しお借りしてマイニングできるので、その分すこし収益が上がるというものです。

WEBサイトにタグを貼って収益を上げるという意味においては、邪魔者扱いされることが多い広告の代替になるという期待もありました。しかし、「邪魔じゃない」ことが逆に今回の裁判に繋がりました。

Coinhiveはウィルスか? 重たい動画広告はウィルスではないのか?

今回の裁判の経緯も簡単に説明をすると、争点は「Coinhiveは閲覧者が意図しないときに駆動するためウィルスなのではないか?」という点でした。広告のように邪魔で目立たない分、こっそりやられているという印象が強くなってしまったのかもしれません。

エンジニア界隈ではこの裁判次第では「ウィルス」の定義すらも覆ってしまう可能性もあるため、高い注目を集めていていますがこれはWEBマーケターも注目するべきポイントです。

広告のあらゆるタグは、Coinhiveと程度の差はあれブラウザ上で閲覧者が意図しない形で駆動しています。たとえ僅かであってもCPUのパワーをお借りしてPCにも負荷をかけているという点でいえばCoinhiveと変わりません。

さらにいえば、ユーザーが意図しないで現れるリッチな動画広告は邪魔な気持ちになるだけでなく、ブラウザへの負荷も大きく、場合によるとCoinhiveよりもPCには負荷を与えているかもしれないのです。

WEBマーケターが、Coinhiveが有罪になった未来で備えるべきこと

Coinhiveは最初は無罪でしたが、有罪に覆りました。まだ上告するそうですが、もしかすると有罪に決まるかもしれません。

個人情報やクッキー周りに敏感なWEBマーケターは増えてきているといえますが、どこまでCoinhive事件のような技術的なリスクをカバーしていたでしょうか。

この裁判の行方次第では、自分がクライアント等に進めてWEBサイトに埋めてもらったタグがウィルス扱いされてクライアント、もしくは自社が訴えられてしまう可能性すら秘めているのです。

また裁判の行方に限らずとも、サイトに貼るあらゆる広告やタグは閲覧者のPC環境を悪化させる要因になっていることは自覚する必要は今後強まりそうです。


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