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朝日新聞社 、オトナルと共同でポッドキャスト国内利用実態を調査

朝日新聞 オトナル
朝日新聞社は、オトナルと共同で、昨年12月に共同実施したポッドキャストの利用実態調査の概要を「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2020」として公開しました。

 インターネットラジオの一つである「ポッドキャスト」は、インターネットを通じた音声配信手法として、近年、英語圏などを中心にリスナーが急増している音声メディアです。米国で毎月ポッドキャストを聴くユーザーは人口の37%を超えており*、ポッドキャストの広告市場も2020年に808億円を超える見込みであるなど**、人気が高まっています。そのような海外のポッドキャストの利用状況を踏まえ、国内においてもポッドキャストの使用状況を把握し、ポッドキャストユーザーへの理解を深めることを目的に、20歳から69歳の男女10,000人を対象に、2020年12月4日、5日、インターネットでアンケートしました。「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2020」は、その調査結果を利用率、利用シーン、利用方法ごとにまとめています。
*Edison Research「the infinite dial 2020」調べ
**eMarketer「US Digital Audio Ad Spending 2020」調べ

▼調査結果サマリー

  • 7人に1人はポッドキャストを月に1回以上聴き、国内推計ユーザー数は1,100万人超
  • ポッドキャストユーザーの半数は20~30代
  • ユーザーの半数近くは1年以内にポッドキャストを聴き始め、急増中
  • ユーザーの7割は週1回以上聴き、ほぼ毎日も2割
  • ポッドキャストユーザーは非ユーザーよりも情報感度が高い
  • ユーザーは音楽、社会問題、ビジネスへの関心が相対的に高い
  • ポッドキャストで聴くジャンルトップ3はニュース、音楽、コメディ/お笑い
  • ユーザーの2/3がポッドキャストで聴いた情報を検索し、ユーザーの1/3は購入している
  • 7割のユーザーが「朝日新聞ポッドキャスト」を知っている
  • 朝日新聞ポッドキャストユーザーの半数近くは、新聞記事の閲覧が増える傾向

▼調査結果の詳細

  • 7人に1人はポッドキャストを月に1回以上き、国内推計ユーザー数は1,100万人超

ポッドキャストを月1回以上聴くユーザーは14.2%だった。国内のユーザー数は1,123万人と推計される。

 

  • ポッドキャストユーザーの半数は20~30代

ユーザーの構成をみると、男女ともに20代が最も多く、男性が16.2%、女性が12.4%。20~30代でユーザーの50.8%を占めた。もっとも、40代のユーザーも30代と同じくらいいる。​

  • 約半数の47.1%が、1年以内にポッドキャストを聴き始めたユーザー

国内ポッドキャストユーザー(1ヶ月に1回以上ポッドキャストを使う人)に、ポッドキャストを聴き始めた時期をたずねると、「1ヶ月未満」が10.5%、「1ヶ月以上〜半年未満」が15.0%、「半年以上〜1年未満」が21.6%と答えた。半数近くが1年以内にポッドキャストを聴き始めたユーザーであり、ユーザーが急拡大していることが分かる。 

  • ユーザーの7割は週1回以上聴き、ほぼ毎日も2割

利用頻度をみると、ポッドキャストを月1回以上聴くユーザーのうち、69.7%の人が週に1回以上聴いていた。「週1・2回」が30.6%で最も多いが、20.9%が「ほぼ毎日」と答え、「週3~4回」も18.2%いた。

 

 

  • ポッドキャストユーザーは非ユーザーよりも情報感度が高

ポッドキャストユーザーの情報に対する感度は、ふだん利用しない非ユーザーに比べ、相対的に高いことがわかった。ユーザーの77.8%が「少しでも興味があることは自分で積極的に調べる方だ」と回答したのに対し、非ユーザーは66.1%だった。ほかの項目も10ポイント以上、ユーザーの方が高い。「SNSなどの情報について、事実を述べているのか、私見なのかを判断するように心がけている」という項目は、ユーザーの63.0%に対し、非ユーザーは45.4%にとどまり、ユーザーのSNSに対するリテラシーの高さがうかがえる。

  • ユーザーは音楽、社会問題、ビジネスへの関心が相対的に高い

興味・関心分野をたずねると、「その他」を除くすべての項目において、ユーザーのほうが非ユーザーよりも興味・関心の度合いが高いことがわかった。とくに「音楽」「社会問題」「ビジネス」において、有為な差がみられた。

  • ポッドキャストで聴くジャンルトップ3はニュース、音楽、コメディ/お笑い

ポッドキャストで普段聴いている番組のジャンルを聞いてみると、「ニュース」(54.8%)、「音楽」(52.4%)が、それぞれ5割を超えた。「コメディ/お笑い」も3割に上り、「社会/文化」(18.0%)、「テレビ番組/映画」(17.6%)、「スポーツ」(17.5%)%が続いた。「ビジネス」「健康/フィットネス」「教育」「アート」は、回答率が「普段聴いているジャンル」より「今後聴きたいジャンル」のほうが高く、需要拡大が見込まれる。 

  • ユーザーの2/3がポッドキャストで聴いた情報を検索し、ユーザーの1/3は購入している

ポッドキャストで聴いた内容を検索したことがあるかという質問に対しては、66.7%が「度々ある」「たまにある」と回答。また購入経験についても35.8%が「度々ある」「たまにある」と回答した。ポッドキャストからの情報をきっかけに、検索や購入が行われていることが分かる。 

 

  • 7割のユーザーが「朝日新聞ポッドキャスト」を知っている

ポッドキャストユーザーの70.5%は「朝日新聞ポッドキャスト」を知っていた。月1回以上聴くという朝日新聞ポッドキャストの利用者は半数近い45.3%に上り、ほぼ毎日聴く人も7.3%いた。

 

  • 朝日新聞ポットキャストユーザーの半数近くは新聞記事の閲覧が増える傾向

朝日新聞ポッドキャストを聴くユーザーのうちの43.3%が、聴取後の記事閲覧頻度が増えたと回答した。デジタルメディアのポッドキャストが、新聞を読むきっかけとして有効であることがうかがえる。 

<調査概要>
実施時期:2020年12月4日(金)~12月5日(土)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20~69歳の男女、全体調査10,000人、ポッドキャストを月1回以上聞く人への調査600人


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