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モンスターラボ、取締役副社長の中原淳博氏が辞任 赤字海外拠点の再編などが理由

モンスターラボ
モンスターラボは、取締役副社長CFOの中原淳博氏が 2024 年6月 23 日付でCFOを辞任するとともに、取締役副社長を辞任し、後任としてファイナンスオフィスGRCグループ長兼内部監査室長である鈴木澄人氏が 2024 年6月 24 日付でCFOに就任することを発表しました。なお、鈴木澄人氏の取締役としての就任予定はありません。

辞任理由

辞任の理由としては、中原氏は 2020 年にグローバルCFOとして参画して以来、グループがデジタルコンサルティング事業のグローバル展開を進める中でファイナンス面での連携強化・運営体制の整備などを推進してきましたが、今後は赤字海外拠点の再編成が進む事から、グローバルCFOとしての貢献を期待された当初とはグループの状況が変化したことなどを挙げております。

業績悪化の改善策としてのコストの整理

同社は、急成長するDX領域の担い手として市場と同様に急成長を遂げながら上場も果たしましたが、2023年の決算では、日本を含めた世界各地におけるプロジェクトの縮小・延期、積極的な人材採用による人件費など原価・販管費の増加が重なり業績が急激に悪化していました。株価も昨年夏に暴落してから低迷が続いており、創業者で代表取締役社長の鮄川宏樹氏は、改善案として、人員削減やグローバル拠点の縮小など構造改革を通じて成長軌道に戻すとしており、24年5月末には大幅海外人員削減と子会社2社の解散も発表していました。


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